帰ってきた池田史子の参謀日記27
いま未来調達研究所でアシスタントというか、サポートというか、さまざまな仕事をしています。
先日こんなことがありました。
私が、ヤマト運輸で荷物を出し、郵便局で切手を購入し、コンビニでおつかいをしてくる、という任務がありました。
全て近所なので、いつもすぐに終わり、オフィスへ戻ってくるのですが、この日はなぜか、ヤマト運輸で15分くらい待たされ(前の方が伝票を記入する、というところから……)、郵便局も長蛇の列。やっとコンビニについたとき、坂口さんからの着信がありました。
「大丈夫?遅いから、途中で倒れたりしてないかと思って。」
なんと、心配して電話してくれました。私は事情を説明し、もうすぐ戻れることを伝えました。
私は思わず心の中で「父親かよ、あ、父親でもここまで心配しないか」とつぶやいてしまいました。
帰り道、オフィスの前で坂口さんと会いました。急な仕事が入ったため、出かけなくてはいけなかったのです。あっ……だから私に早く帰ってきてほしかったんだ。その時やっと分かりました。
「オレは出かけなくてはいけないから、早く帰ってこい!」とは連絡してこない坂口さん。
心配されると悪い気はしないですよね。また一つ、勉強になりました。