2-(1)-4 調達・購買部門の強い企業、弱い企業「雑感」(調達・購買とは何をするのか)

ある老年者が自分の事を指して「士・農・工・商・犬・購買」と言っていたのを聞いてびっくりしたことがあります。何でも好む犬でさえ食わないような仕事を請け負っているからそう呼ぶのだそうです。笑ってしまいます。いや、笑い事ではありません。自部門の哀愁を自虐的に語るのは許してあげてよいとしても、若いバイヤーの士気を下げるのは止めてもらいたい。

昔は、バイヤーの研修で「いかに営業マンを言いくるめて安くするか」というロールプレイをやっていたそうです。私はそういう研修も価値を認めますが、そういうメンタリティではいつまでも社内の下請け部門に成り下がったままでいるのは必至です。

調達・購買部門の長としてCPO(Chief Purchasing Officer)を設置することが議論されていますが、私はそれよりもまずCPO(Chief Passion Officer)が必要だと思います。

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