5章・(5)-2 すべての成功は、「常識に耳を貸さない」ことにある

・非常識に稼ぐことと、生きていくこと

 

さらに極端なことを言います。おそらく、あなたがやろうとしていることを周囲の人に話してみて、反対意見がほとんどであれば、それは成功する可能性があるでしょう。もちろん、脱法行為や倫理的に問題のあるものはご法度です。そうではないもので、周囲の人の拒絶感を得るものであれば、それはやってみる価値があると思います。

私が「原価・調達・購買・仕入れ」の本を出したい、と周囲に相談したとき、「まったく売れないだろうから、止めておけ」とか「自費出版ではないと不可能だ」と言われました。実際は、自費出版をせず世に送り出せ、処女作が出版社の年間ベスト10の売上げ。また、そこから「誰も加入しない」と言われた個人向けの有料メールマガジンも順調に登録者数を伸ばし続けています。

もちろん、なんでもむやみやたらにやれば良い、というわけではありません。事前に熟考すること、そしてプランを練ることは絶対に必要です。また、個人のスキルを磨く必要はいうまでもありません。そのうえでの「非常識」です。

商売の世界とは、誰もの身近に広がっています。無数の人が、そのなかでの勝者を目指して今日も新たな商品を市場に送り出しているのです。この本で紹介したような基本を学び、商売のカラクリを見いだし、自分なりに応用を加えていけば、いつかあなたにしかできない商品を創り出すことができるでしょう。

稼ぐ、ということは、今では生きていく、ということと同義です。とするならば、自分だけの価値を社会に広げていくこと、独自の稼ぎ方をしていくことは、愉しい「生」につながっていきます。

商売のそんな愉しさを共有できれば幸いです。

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