5章-25:仕組み・組織体制
現在、SNS、あるいはLINEでのメッセージがさかんです。それは、きっとメールでの堅苦しい挨拶を忌避している裏返しと思わなくはありません。ビジネスに礼儀は必要です。しかし、けっきょくは程度問題でしょう。
次のような対策を講じました。
- メールは挨拶文などを省略する
- メールは短文ほど良いとする
- 報告メールは返事をしない
- 期限の書かれていないメールは、勇気をもって無視する。フォローメールがきたら「期限が書かれていなかったので、何もやっていません」と堂々と書く(そうすると、直に、相手への優しさとして必ず具体的な期限を書くようになる)
- メールを開いた瞬間に「返信ボタン」を押し、読んだら「了解」「承知」などと書いて送付する
- メールのCCは読まれないと思って送付する
これだけですが、業務時間はかなり軽減します。なかには、自分の業務が少なく、やることがないために、長々とメールを書いてくるひともいます。そういうひとには、残念ながら上記の方針を説得させることができないかもしれません。ただ、基本は上記のようにすればよいでしょう。
さらに、これは特定のひとたちだけではなく、部門や、その部門にかかわるひとたちに一斉に通知しておく必要があります。「こういう方針ですからよろしく」と。働き方改革の昨今、ほぼ反対することはありえません。私は必ずしも、企業活動のすべてで効率向上を目指す必要はないと考えます。ある種の余裕が創造性につながると考えるからです。しかし、業務連絡のたぐいは、効率的であったほうが良いに決まっています。