3章-11:コスト削減

製造企業の尺度

また製造企業の場合、簡単な見極め方法についても説明します。 つまり、現場に行って取引先の売上高や、従業員数、その他の情報を訊くのはいいのですが、結局どのように判断して良いかわからない場合があるでしょうす。

例えば、経常利益率ならば良い悪いの判断はつくでしょう。 しかしながら従業員数を聞いたりしたところで、一体どんな役に立つ のか。これまで先輩たちが教えてくれなかったのです

そこで簡易的な方法を提案します。簡易的とは言いました が、これでだいぶ中堅製造業の取引先の現状がわかるはずです。従業員数を聞くとき、考えてみれば当たり前で、同じ売上高だとし ても従業員が少なかったらいいし、従業員が多かったらまずい。

読者は中堅製造業を取引先として扱うケースが多いでしょう。 そこでひとつの目安をお伝えします。

全従業員の数×130万円× 12ヶ月これと売上高を比べるという方法です。 その金額(掛け算の結果)が、実際の売上高よりもまあ低かったらちょっと厳しいということ です。 逆に実際の売上高の方が多かった場合は安定しています。一度やってみてください。

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