もし、あなたに、つまらない同僚がいるとすれば
調達・購買関連のコンサルティングをしていて気づきます。もっとも問題と思っているものはなにか。もちろん、組織によって異なります。コスト削減? サプライヤマネジメント? 違います。結局は、組織の問題に行き着くのです。
もっといえば
●アイツが働かない
●アイツはダメだ
●アイツとは働きたくない
とかね。それは上司になっても同じです。働かない部下がいます。
そのなかでももっともタチが悪いのは、「誰かが誰かの足をひっぱっています」というものです。みなさん、5歳のころを思い出せますか。思い出せなくてもけっこうです。ただ、これはわかりますよね。
「自分の性格は5歳からほとんど変わっていない」
ならば、きっと、その「足をひっぱっている」同僚の性格はきっと治りません。困ったものですね。誰かはずっと嫉妬深いとか、難癖をつけつづけます。これは教育の問題ですので、立ち入りません。
どうすればいいのかーー。
そこで一つの提案です。「足をひっぱられている」ひとへ。一番の解決策は、その「足をひっぱっている」ひとへ相談することです。勇気をもって相談しましょう。どのように相談するかというと、「足をひっぱっている」ひとがまるで第三者かのように相談してください。
「こういう目にあって困っている。どうすればいいだろうか」
親身になって相談をきいてくれるかどうかは知りません。ただ、相当な阿呆ではなければ、「ああ、ごめんね、それは実は私のことだね」と思ってくれるはずです。思ってさえくれなかったら、それは「相当な阿呆」ではなく、「深刻な阿呆」でしょうから、もう無視するしかありません。
その無視の仕方は、さらにテクニックがあるのですが……。まずは、「こういう目にあって困っている。どうすればいいだろうか」と相談することを勧めます。