6-(4)-3 バイヤースキル
<雑感>
こういうことを言うと「目標……目標はあるんだけれど、実現できるか分からないし」とぼやく人がいます。私が「じゃあ同じような目標を持っている人は誰も実現できないと思うか?」と訊くと、「そりゃあ二・三人はいるだろうね」と答えるのです。
私は、「この人は目標を達成することはないだろうな」と思うしかありません。誰も目標を持っていないわけではないのです。むしろ、言うのが恥ずかしいほどの、そして自分でも目標として設定するのが恥ずかしいほどのものを、皆が持っています。変わりたいと思っている。だけど変われない。変わろうと行動できない。
だから、と私は思います。「じゃあ、その二・三人になってみたら?」。もちろん、冗談ではありません。そのくらいは楽観的でいても良いはずです。
自分自身だって夢や目標を成し遂げるための行動すらできないくせに、「会社にビジョンがない」とか「日本という国には将来像がない」とか言っている人もいます。あのなあ。
いい加減にしろ、と言っておきます。