6-(5)-1 調達・購買部門の問題点

・調達・購買業務分析マンダラ表によって真の原因を見つける

ある日、突然とある会社の取締役の方から「今度ウチで働きませんか?」という内容のメールをいただいたことがあります。良く聞けば、「○○さんからあなたのことを聞いた」とおっしゃるのですね。その○○さんとは、とある調達・購買関連コンサルティング企業の方なのですが、その方と出会ったきっかけを思い返せば、私が一度スピーカーとして出席したある会合でご一緒したのでした。また、なぜそのような会合に参加したかといえば、これまた仕事をご一緒した方からの紹介だったのです。と、元を辿っていけば思いもせぬことにぶつかります。些細なことでも大切にしておけば、いつしか花が開くとでも言うのでしょうか。結果的にはお誘いを断ることになるのですが、改めてそのような小さな関係を大事にせねばならないと認識させてくれた出来事であったわけです。

もちろん、逆も正なり、です。全ての望まぬ結果にも原因があります。小さなことでも見過ごしたり、無視したりしたために大きな災いにつながったことを思い出すことができるでしょう。しかし、一見するところその小さなことが原因だと分かることは困難です。

加えて、特に悪しき結果をもたらす場合は、問題と原因が混在し、原因と結果を履き違えてしまうことがあります。靴を履き違えれば感覚ですぐに理解できるはずです。しかし、原因と結果は履き違えてしまうとなかなか分からない。しかも、あるときは結果に過ぎないことも、あるときは原因であることもあります。

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