4-(5)-4 サプライヤーデータベースの整備
<雑感>
深入りは禁物、とは言ったものの、やはりパソコンのツールや言語を使いこなせれば便利なときはあります。新しい技術を習得するのに拒否感を示す方がいますが、あれはもったいない。もちろん、生産効率がどんなに悪かろうが未だに書類を手書きなさっている方もいますので、それはそれでその人の生き方なのでしょう。
以前私はずっと納期管理で一日の大半を使っていました。納期が過ぎたのに納入されていない製品をピックアップし、それをサプライヤーごとに分けて、メールをして……。という価値を生まない仕事です。そこで、VBAに関する本をまとめ買いし勉強して、簡単なプログラムを組みました。すると、それまで1時間かかっていた作業が一瞬で終了。あまりにも面白くなって、女性アシスタントの仕事のプログラムまで組んで、どんどん簡略化していきました。
当時は若いバイヤーでそういうことができる人がいなかったので、私の独擅場だった記憶があります。私は空いた時間をサプライヤーの現場に行ったりすることに使いました。
こういう経験を持っているので、自分にとって新しい技術は「とりあえず触ってみよう」というスタンスにしています。身につかなくても、過程で学べることは多いからです。まあ、いつまでそんなことを言っていられるかは分かりませんが。