6章4-2<セクション3~情報の収集>

・その他、情報を調べる方法

いまでは日常的に検索エンジンが使われています。ただ、使い方によっては、あまりにも多くのホームページを一つひとつ確認せねばなりません。そこで、そんな場合には「検索コマンド」を活用します。

さすがに多くのひとは「”and”検索」と呼ばれる方法をご存知でしょう。「キーワード(1文字スペース)キーワード」と入力すれば、二つのキーワードに合致したホームページが出てきます。

しかし、いまなお意外に知られていないのは、「マイナス検索」と呼ばれる方法です。「キーワード(1文字スペース)-(半角マイナス)キーワード」と検索すれば、「-(半角マイナス)」が頭につくキーワードを除外して検索してくれます。

また、インターネットでなく、サプライヤの担当者に代表される「人(ヒト)」から情報を入手する場合もあるでしょう。わからない事は節度を持って知っている人に聞くのは仕事の基本でもあります。ここでは、情報力を構成する一つの力として「質問力」をお伝えします。

質問する際もっとも大事な点は、相手の時間への配慮です。質問したいのは自分、そして答えてくれる相手にできるだけ的確に短い時間で最良のアドバイスがもらえるような質問を心がけます。具体的には、次の3点の準備をおこなった上で質問します。

 

1.聞きたい内容の明確化とサマリー

新入社員の時に、電話する前は話す内容をメモしてから電話するなんて教わった方もいるでしょう。何を知りたいのか、具体的にどんなアドバイスが欲しいのかを明確にします。事前に聞きたい内容を箇条書きして、同じような内容をまとめたり、いくつかの箇条書きをしたりして効率的な質問を心がけます。こういったプロセスを持つと、問題意識が深まります。

 

2.質問方法の検討

メールなのか、電話なのか、直接面談するのかといった、具体的な質問方法です。メールは手軽ですけど、あまりよく知らない相手には失礼となる可能性もあります。電話や面談は、実際に会って礼を尽くせる可能性がある反面、拘束時間を長くすると相手のデメリットとなる可能性もあります。質問する相手との関係の状態を測って適切な質問方法を選択します。サプライヤの営業パーソンであれば、緊急度と内容によりますが、電話やメールを活用します。

 

3.自分でも答えを持つ

「わからないから質問するのだ」とお叱りを受けそうです。これも質問する内容によるのですが、まず自分で答えを見いだすための取り組みが可能であれば、おこなった上での質問を習慣づけます。質問内容をまとめる際に、答えを想像して書き留めるのでもかまいません。想像通りの回答であればよし、まったく異なる回答であれば質問した価値があったというものです。なぜ違っていたのか、その理由がわかれば、教えてもらった内容が自分の活用できる知識へと変わります。

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