調達原論2【3回目一歩進んだ調達業務改善】見積書フォーマット作成

調達・購買担当者の基本業務は、サプライヤ見積書を査定することだ。見積書の入手等を指すプロセスは、RFQ(=Request for quotation)と呼ぶ。適切な見積書を入手するためには、サプライヤ任せではなく、バイヤー企業(調達・購買担当者)側から、見積書フォーマットを作成しておく必要がある。所定様式をあらかじめ作成し、サプライヤに記載してもらうのだ。これにより、そのあとの詳細比較が容易になる。

私は見積書作成にいろいろと試行錯誤してきた。各品目にフォーマットを作成するべきだ。その共通に重要なのは次のとおりだ。

(1)自らが査定のために集めるべき詳細項目にわかれていること

(2)その見積が三本立て「過去類似製品」「今回仕様見積り」「今回仕様に対するVA/VE提案見積り」になっていること

(3)算出基準年月日が明確なこと

もし、(1)自らが詳細見積書フォーマットを作成できなければサプライヤに聞いてみよう。先輩に聞いてもいい。(2)は、つまり、なんらかと相対比較できるフォーマットにしておくことだ。過去と今回の二本立てでもいい。また(3)原価明細の算出日時を聞いておくことで、それ以降の値上げ交渉や値下げ交渉に活用していけるものだ。

もちろん見積書の詳細フォーマットを作ったからといって、サプライヤが提示してくれるかは別問題だ。ただ、それこそ担当者からの継続した説明や説得が必要になる。最終価格だけで価格交渉するのがむなしいなら、詳細をとろう。

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