中国系企業が抱える親会社破綻リスク 米中貿易摩擦で懸念増す

中国系企業が抱える親会社破綻リスク 

米中貿易摩擦で懸念増す

https://www.sankeibiz.jp/workstyle/news/190712/cpd1907120700001-n1.htm

7月15日夜のトップニュースは中国が統計を取り始めて以降最も成長率が低くなり、景気後退の懸念が高まったことを伝える内容でした。といっても、6.2%の経済成長を実現させています。しかしアメリカとの貿易戦争の先行きは不透明感を増していることもあり、このような報道になったのでしょう。

報復関税の連鎖で、サプライチェーンから中国を外す動きの高まりが伝えられています。確かにサプライチェーンの中で関税を支払わなければならない調達から中国企業を外すといった動きは、計画的に行うべきでしょう。しかし、景気後退によって親会社が破綻し連鎖的に破綻する企業が国内で増えているのは注意が必要です。

6月29日付の日本経済新聞によると、中国企業による日本の未上場企業のM&A件数は、2018年に25件で過去最高となったと伝えられています。(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46773440Z20C19A6EA5000/ )もし現在取引している企業の親会社は中国企業の場合は、まだ企業数もそんなには多くないでしょうから、日本側の経営者と面談して親会社の経営状況についてヒアリングするなり、自ら調査するといった対応が必要です。

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