順番が違う!
NHKの番組放送をきっかけにしたベトナム人技能実習生問題。一方の当事者として「今治タオル工業組合」がコメントを発表しています。
6月24日(月)の番組放送から2日後のコメント発表は、グローバル服飾業界の常識からすると「遅い」と判断されるでしょう。しかし日本の現状を踏まえれば「早い」と判断すべきなのでしょうね。
コメントの早い、遅いよりも、せっかくのコメントの順番を間違えています。まず経緯の説明があり「現時点で掌握している事実」の冒頭に
「ベトナム人技能実習生の受入企業(当該企業)は、当組合に所属する企業(組合員)ではありません。」
と書いてしまっています。しかし、組合員企業の下請企業で発生したことは認めており、確認した事実であることは十分に痛いほど理解できますが、この点は、わざわざ項目も設けて主張すべき内容ではありません。この冒頭のコメントがなく、事実確認を着実に進めれば良かったと感じます。
なぜ、冒頭のコメントが不要なのか?その理由は、このセミナーを受講すれば理解できます。