6-2 調達・購買業務の基本:見積依頼から受領までの効果的な対応

●ポイント
1.見積依頼のプロセスとその確認の重要性:設定条件が網羅され、サプライヤーに正確に伝わっているかを確認することが必要です。
2.見積取得の戦略:複数のサプライヤーからの見積を比較し、均等な条件で評価する方法を維持します。
3.価格評価の洞察:価格だけでなく、提供された見積が要件を満たしているかどうかで評価します。

見積依頼を行う際には、設定した条件が網羅されており、依頼内容がサプライヤーに適切に伝わっているかを確認することが不可欠です。価格の提示だけで見積を判断することは避けるべきです。

見積を入手する過程で、バイヤーはサプライヤーに対して積極的なアプローチを控えるべきです。ただし、サプライヤーからの質問には対応を行い、複数のサプライヤーがいる場合は、すべてのサプライヤーに同じ見積条件を共有し、一貫性を保ちます。見積もりが求められる期間は、その難易度に応じて回答期限を設定します。サプライヤーとの十分な検討時間を確保し、見積提出の期日も合意することが望ましいです。

見積の内容が依頼したものと一致しているかどうかを確認することは、調達・購買部門にとって重要です。複数のサプライヤーから見積を受け取った場合、同じ条件下で内容を比較検討します。見積依頼に含まれていない条件が提示された場合は、その理由を明確にすることが重要です。

価格だけでなく、見積の内容が依頼に応じて適切かどうかで評価します。見積もりに差が生じた場合、その原因を明らかにすることが重要です。これは、サプライヤーが提供した見積の根拠や理由を理解し、適切な判断を下すために不可欠です。

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