3-2 調達・購買業務の基礎と成果:経理・財務部門との連携

*ポイント

調達・購買業務の数字を活用した経済的効率性の追求
経理・財務部門との連携による正確な予算管理とコスト削減
企業経営における調達・購買部門の役割とその価値

調達・購買部門は、企業の経済活動の核となる部門です。ここでは、「価格」「購入量」「支払日」など、数値を基にした厳密な条件設定を行い、それらを正確に記録・管理することが求められます。人間の行動には誤りが伴うものですが、経理・財務部門からの助言を得ながら、ミスを未然に防ぐ仕組み作りが不可欠です。

企業活動の成果は、売上や利益などの数値によって測定されます。調達・購買部門は、これらの数値に直結する原材料費や購入部品費といったコストを扱い、経営活動の中で重要な役割を果たしています。経理・財務部門が設定したスケジュールに沿って、予算内での調達を行うことが不可欠です。

たとえば、ある企業が新製品の開発にあたり、特定の部品を大量に購入する必要がありました。調達・購買部門は、市場の動向を見極め、最適な時期に最良の価格で部品を調達する戦略を立てます。結果的に、予算を下回る価格での購入に成功し、企業の利益増加に貢献しました。このように、調達・購買部門は、経営計画に影響を与える予算の設定にも関わり、実現可能な予算作りを目指します。

コスト削減の基準は、原価計算方式に基づき経理部門によって予算として設定されます。調達・購買部門はこの予算設定に参画し、購入実績や市場の変動を考慮した購入予測を提示します。そして、これらの情報を基に予算が決定されるのです。予算設定時には、社内での十分な討議を経て合意に至ります。これにより、原材料費や人件費の変動を含めた、幅広いコスト管理が可能となるのです。

調達・購買部門の役割は、ただコストを削減するだけではありません。企業の持続可能な成長を支え、経営戦略の実現を可能にするために、価値を生み出す重要な業務です。

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