牧野直哉のお悩み相談室～いつもイライラしている上、無視をする先輩社員

お悩み：元々、テレワーク化する前に、いつもイライラしている上、無視をする先輩社員がいて職場にいづらい雰囲気があり困っていました。テレワーク化してラッキー☆と思いきや、たまに行うWebミーティングでも発言にトゲがあってメールしてもなかなか返信してもらえず必要最低限のコミュニケーションが取れずに困っているのですが…

お答え：あなたもしくは、上司から手をさしのべるべきです

テレワークは通勤が不要になったり、会議時間が短くなったりといった時間的なメリットがある反面、オフィスに出勤して無意識に実践されていた上司、部下、同僚との不要不急なコミュニケーションが一切なくなってしまいました。

御相談の先輩社員は、テレワーク化する前から何らかの問題を抱えていたのでしょうね。御相談の文面から先輩社員の抱える問題が、会社要因なのか、それともプライベート要因なのかはよくわかりません。そういった問題をはらんだ社員について、テレワーク化の前と後でどのように変わったか？を考えてみます。

テレワーク実践前は、基本的に毎日出勤することで、少なくとも生きていること、あなたはイヤな思いをしながらも最低限のコミュニケーションが実現して、何とか業務は進められていたとうかがえます。

そしてテレワーク実践後は、まず基本的に顔を合わせなくなりました。あなたは精神衛生的に好まし事態ですね。一方で、その先輩社員が生きているかどうかを確認できなくなったのです。そもそも職場にいづらい雰囲気の原因だったかもしれませんが、まず業務が円滑に進まなくなっている「実害」に注目して、上司に相談しましょう。テレワーク下では、様子がおかしい人に「どうした？話を聞こうか？」といった出勤勤務であれば当たり前のアクションが難しくなっています。この点は、テレワークによるデメリットとして強く認識して行動を起こすべきです。

新型コロナウイルス流行渦で、みなさん大なり小なり大変な思いをされています。私はテレワーク最大のデメリットは、より「見て見ぬふり」がしやすくなった点です。業務に問題があるならまず自分で、上司がいれば建設的に冷静に相談しましょう。