サプライヤー戦略(2)100万個の貯金箱-1

・999,999個のライバル貯金箱

 

「金の切れ目が縁の切れ目」と自嘲的に語るとき、わたしたちはそれが「金さえあれば、縁はつながる」ということも指していることになかなか気づきません。金(=利益)さえあれば、縁(=株主)とつながりやすくなることは事実のようです。

前節では、会社が市場で魅力度を維持するためにコスト低減が必要であることと、それに携わる調達・購買部門の意義を説明しました。ここで「会社」とは何なのかについて考えてみます。「会社とは誰のものか」などという私には意味の感じられない哲学的な議論ではありません。その定義についてです。

まず、多くの方が混在して使っている「会社」と「企業」とは厳密には同じではありません。「企業」という分類のなかに、「会社」と「個人企業」があり、「会社は」さらに分岐します。

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