調達コスト決定戦略(1)コスト低減は率より額、利益も率より額を目指せ-1

・率という目安と絶対主義

仕事にモチベーションなど必要ない。人の気持ちなど日々簡単に移り変わります。

モチベーションがある日、ない日。それはさまざまでしょう。ただ、モチベーションの有無を、その人の仕事の成果に結び付けられて語られたくはない。モチベーションのあるなしに拘らず一定の成果をあげていくのがプロというものであり、それがお金をもらって仕事をしている人たちの当然の努めでしょう。仕事の評価にも、その人がモチベーションを持っているかなど無関係です。もちろん、私はモチベーションを持つに越したことはないと思います。ただ、そんな逆説を言っておきたいのは、昨今どうもモチベーションの有無で仕事の価値をはかろうとする傾向があまりに強いからです。

モチベーションという評価軸。それが魅力的であるほど、他の評価軸を曇らせます。評価軸を持つことは大切であるものの、それと同時に、その評価軸自体の絶対性を疑うこと。それが「謙虚」であることのほんとうの意味なのです。

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