独立への助走期間について
先日「転職」と「独立」の違いについて話をする機会がありました。従来よりも「転職」へのハードルは下がっています。一方で「独立」は別物であり、まだまだハードルは高いといったコメントが寄せられました。
私は一度転職を経験して現在にいたっています。自分自身が高いハードルを越えた意識はありません。未経験者からすると、高いハードルを越えたと映るのでしょうね。少し考えてみました。仮に高いハードルがあったとしてなぜ超えられたのか?1つ、私には独立に至る「助走期間」がありました。
助走期間中、企業に勤務しながら人事に承認を得て、現在と同じような活動を並行して行っていました。フルタイムで働きながらですから、活動時間は土日+有給休暇です。たとえば2009年から現在まで続いている調達・購買「私塾」。これまで100回以上開催し、現在も継続中です。一回あたり40分~60分の講義を繰り返し行って培ったノウハウは、現在のセミナー開催の取り組みに大きく役立っています。セミナーの一回あたりの開催時間は、短くて2~3時間、最長は1日8時間です。丸一日の標準的な6時間コースの場合、60分×6回とカウントし自分が話すスピードを踏まえてコンテンツを作成しています。話すスピードと、コンテンツの量は、講師によって千差万別です。重要なのは自分のペースを見つけること。見つけるための機会=私塾の存在が「助走期間」となっていたのです。
またそういった機会に、池田さんから「肩で息をしている」と指摘を受けたこともありました。たしかに長時間話をすると、ノドの痛みや声のかすれといった問題がありました。実際に池田さんから胸式呼吸から腹式呼吸へのトレーニングを受けたこともあります。坂口さんからも「ノドを温める」といったアドバイスをもらいました。これからの季節は寒さとともに「乾燥」がノドには大敵です。しかし腹式呼吸とノドを温める取り組みによって、真冬でもノドを守りながら話せるようになりました。未来調達研究所では、お互いがサポートしながらビジネスを進めているのです。
新卒で就職した1社に勤務を続けるのも、転職や独立と同じ苦労があると思っています。ただ少しでも将来的に「独立」したい希望があるなら、今日この瞬間からの時間を「助走期間」とされることをオススメします。現在の勤務を続けている今だからこそできる取り組みです。未来調達研究所は、はじめて「パートナーコンサルタントの募集」を行います。気軽に御連絡をいただければ私たちもうれしいです。御連絡をお待ちしていますね。