帰ってきた池田史子の参謀日記59
いま未来調達研究所でアシスタントというか、サポートというか、さまざまな仕事をしています。
今年も「The調達2018」を作りました。
誤字の確認やレイアウトなど、さまざまな確認をします。これがものすごく大変です。また、こういうと失礼ですが、ご執筆者のなかには、最初の原稿が??というものもありました。それを読みやすい文章にするのはけっこう難しい作業です。
ところで、表紙のデザインとか、目次などのデザインは坂口さんがやっているのですが、どこに文字を置くかなどミリ単位で指定しています。このひとは、よく女性のファッション誌を読んでいます。理由を聞くと、「これからは見た目の時代だから」といって、おもにデザインを参考にしているようです。
その他、よく理髪店に置いてあるような女性誌も読んでいます。風水とか占いとか、芸能人のスキャンダルとか、本人は何も興味がないようなのですが、「こういうものに興味をもつ人々そのものが面白い」といっています。
あるとき、「自宅のキッチンに、はかりはないか」と訊かれました。「あります」と答えると、「もってきて」と言われたので行くと、職場から本屋に行きました。すると、坂口さんは、女性誌の重さを量りはじめました。たぶん、書店でそんなことをやっているお客さんはいないのではないでしょうか。なんでも「高級誌は重い」とかいって、「購読者の所得と、雑誌の重さは相関関係にあるのではないか」と語っていました。
それよりも、恥ずかしかったんですけれど……。