帰ってきた池田史子の参謀日記1
いま未来調達研究所でアシスタントというか、サポートというか、さまざまな仕事をしています。
意外とすんなり帰ってくることができました。これも皆様からの温かいメッセージのおかげです。本当にありがとうございました。
実は私が坂口さんから言われて、「地味に」傷ついている言葉の数々があります。
「もう忘れていると思うけど」
「前にもお願いしたけど、覚えてないよね」
「史子さん、おっちょこちょいだもんね」
これ、一度ならまだ良いのですが、恐らく100回以上は言われていると思います。
そして極めつけは、
「何で分からないの?」
「何度も説明したけど」
坂口さんから真顔で、この言葉言われてみてください。本気で泣きそうになります。いや、私は実際何度か泣きました。
分からないのは、説明する方にも問題があるはずだ!と心の中で叫びますが、今まで坂口さんに口で対抗して勝った試しがありません。
また、頭の弱い女としてだけではなく、外見のことで指摘されることもあります。
先日お気に入りのヘアバンドをつけて、仕事へ行きました。すると、「頭けがしたの?大丈夫??」これを一日で五回以上言われました。そんなに変だったかな、と落ち込みました。
突然ですが、私は映画が大好きです。家でDVDを観ることが多いですが、年間100本以上は観ていると思います。
先日、『湯を沸かすほどの熱い愛』を映画館で観てきました。余命2ヶ月を宣告された母親が、やっておかなくてはいけないことを、次々と実行していきます。
この映画、涙で顔がボロボロになりました。2016年ベスト邦画のような気がします。(ちなみに坂口さんは『シン・ゴジラ』だそうです。)
映画をみた後、私は一生懸命生きなくては、と強く思いました。坂口さんに何か言われたくらいで、クヨクヨしている場合ではありません。今ここに、生きているだけで素敵なことですから......。