3章-7:コスト削減

1.調査会社:有名なところでは、帝国データバンクや、東京商工リサーチがあります。他にも多くの調査会社があります。彼らは、企業の与信情報を調べるのと同時に、企業間のマッチング事業もおこなっています。

たとえば、「このような地域で、このようなビジネスを行っている企業」という条件で、合致する企業をリストアップしてくれます。また、リストにたいして、アプローチをかけるのを、コールドコールと呼びます。アプローチとは、取引の検討をお願いすることです。このコールドコールとは、関係性のない会社に電話をかけることです。“コール”というものの、たとえば、メールによる連絡もあてはまります。

また調査会社によっては、いったん、このコールドコールを代理してくれるところもあります。つまり、みなさんの会社名を出して、「XXXX株式会社と取引を開始する興味がありますか」あらかじめとヒアリングしてくれるのです。結果、興味があると答えてくれた、潜在的な取引先候補が残ったリストが入手できます。

ただ、おなじく私の経験的には、この興味があると答えてくれたリストに連絡しても、あまり芳しい結果を得られないケースがあります。もっといえば、興味があると答えたことを覚えていなかったり、そう答えたひとが組織に情報伝達していなかったりするのです。ですので、慎重を期せば、ふたたびそのリストにたいして、メールやFAXなどで「取引に興味ありとお答えいただきましたが、どの方にご連絡すればいいでしょうか」と問い合わせするのが賢明です。

それに、電話して冷たい反応をされるのが、もっとも気持ち優れない経験ですから。

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