5-(1)-2 調達戦略の構築

<例:バイヤー企業(重電メーカー)の開発マップ>

  • 図中の項目はバイヤー企業の製品を示す
  • 横軸はそれぞれの製品の購入数/購入金額の大小
  • 縦軸はそれぞれの製品に組み込む部品(この場合は抵抗器)に求められる技術の先進/固有性

仮定を進めて、このバイヤー企業が重電メーカーだったとします。これから開発予定のものは、大型UPS装置だったり、発電制御装置だったりするでしょう(当然、実際はそれぞれの具体的製品名を使います)。それらをリスト化し、それぞれの装置がどの程度生産されるか、その装置に使われる部品(この場合は抵抗器)はどの程度の技術を必要とされるか、をマトリクス上に配置します。

そこから、社内の関係部門とともになって、「この装置に使われる抵抗器は、技術的難易度が高いからA社にやらせたいね」とか「この装置はかなり難易度が高いけれど、シェア増のためにB社にやらせてみよう」とかいう議論を重ねビジュアル的に表示していきます。これで、各社がどの程度の技術レベルの製品を供給していくかも見て分かるでしょう。また、見積り依頼時もターゲットを定めることができるはずです。

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