秋田美人は存在するのか問題と調達・購買業務

私は毎週木曜日に朝8:00より、日本テレビ「スッキリ」のコメンテーターとして出演しています。そこで、CM中に出演者のあいだで一つの話題がありました。「なぜ秋田美人は、美人なのか」。面白いテーマです。

よく、秋田美人は、湿度が保たれているからといわれます。雪が降り積もるので、適度な湿気が肌に良い影響を与える、とかです。しかし、それを認めるのは科学的な態度とは思いません。なぜなら、それは「秋田だけ」美人が多い理由にはなりません。それなら近隣すべてが美人ばかりのはずです。

ある共演者の方が「秋田美人は自信があるから美人に見えるのではないか」という仮説を述べました。きわめて面白い。しかし、それはやはり理由にはなりません。なぜなら、その場合は秋田県だけが自信満々であると証明できないからです。そもそも美人というのは主観的であって、客観的事実としては確認できないことではないでしょうか。

可能性は次の二つです。

1.そもそも秋田美人は存在せず、どの都道府県にも同じ確率で美人は存在する
2.保湿以外で、誰もが想像すらできない、秋田県だけに美人が生じる理由が存在する

私は前者の1だと思います。日照時間を理由にする論説もありますが、それも秋田県「だけ」っていうのは強引ですよね。

そこで、この時点での結論です。「秋田美人」に限らず、日本各地にある「○○美人」というのは、地方のマーケティングゆえです。つまり地方が活性化を狙って、自分たちの地域を「○○美人」と喧伝したところからはじまります。それは史上最高の成果を得たマーケティングといっていいでしょう。

それにしても、いままで「秋田美人」といわれたら、その前提を疑ったことがなかったのではないでしょうか。しかし、常識を一度、疑ってみることが重要なように私には思います。調達・購買業務もそうではないでしょうか。できない、難しい、と思われていることを、いったん疑ってみる。そこからしか、私は調達・購買業務改革はありえないと思うのです。

ところで、まったく話は変わるようなのですが、私が情報収集の重要性を感じる出来事がありました。私はプロの花粉症で、20年くらい花粉症に悩んでいます。手術もあまり効かず、医者の処方薬も対処療法でしかありません。どうすればいいのか。そこで、さまざまな書籍を読みました。

そこで行き着いたのが、ビタミンDでした。ビタミンDを過剰摂取すると、花粉症の症状が軽減しました。しかも、そのビタミンDには二通りあって、植物性由来のビタミンD2と、動物性のD3があります。

このうち圧倒的に効き目があるのはD3のほうでした。

もしかしたら私にしか効いていないのかもしれません。しかし、書籍や論文を読んで、それを実践したら、花粉症が緩やかになりました。やはり「知識こそが重要なのだ」と感じた瞬間でした。

何かを調べられること、そして、何かを調べる情報源を持っていること。これが現代において、もっとも強い能力なのかもしれません。花粉症で悩んでいる、多くの人たちにお伝えします。

(今回の文章は坂口孝則が担当しました)

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