メールをまっさきに読んでもらう方法

仕事上で課題に感じていることがあったとします。そのとき、改善するために考えぬくのが大切です。と同時に、すでに同じ悩みを抱いている先人たちが、どのような解決策を編み出したかを知ることも大切です。後者は、たいてい書籍を読めば良いはずです。たとえば、「ホワイトボードの書き方」とか「会議術」とか「ヘッドハントの技術」とか、あらゆるノウハウ本があふれています。くだらない本はくだらない。でも、使えるものがあれば使えば良いですよね。

私の好きな言葉に「あなたが悩んでいることは、すでに答えが出ている」があるのですが、他人がすでに考えてくれているならショートカットできますよね。たとえば、小学校の先生が書いた「生徒がすぐに跳び箱を跳べるようになる」ノウハウだとか、「バスの移動中にお客を退屈させない」技術だとか、ほんとうに「誰が買うのだろう」といったノウハウ本も、悩んでいる当事者にとってみると大切な内容なわけです。

それで、他人のノウハウを盗む、という意味で私が聞いたノウハウをお伝えします。それは「メールをまっさきに読んでもらう方法」です。これは、意図的にメールタイトルを変えます。「違和感」をまぶすのです。不調和とかいうケースもありますよね。具体的には、たとえば鈴木さんに対するメールを「鈴木様へ」と書くひとは多いでしょう。しかし、これを「鈴木様に」と変えるだけで反応が高まることがわかっています。この「に」というのが不協和をもたらすのですね。

これも某マーケッターから聞いたのですが、メールタイトルを「Re:」とするだけで反応率が高まるそうです。これは倫理的な問題をはらみますが、「Re:企画の件」と、相手から届いたメールの返信でもないのに「Re:」とつけて連絡するのです。これは似たようなタイトルで「返信:」というものもあるようです。たしかに、こうすると、自分が出したメールの返信かと思ってすぐに開封してしまいます。

また、笑ったのがメールタイトル「結婚式の連絡です」というものでした。しかし、中身を読んだら、なんと男性用DVD販売のセールスレターでした(笑)。すごい。これは相当な開封率だったのではないでしょうか。また、メールタイトル「顔面が血だらけです(苦笑)」と「仲が悪い人と、仲直りする方法」などです。私もできるだけメールタイトルに気をつけています。

もちろんビジネスの世界においてあまり不用意に目立つのはどうかと思います。とはいえ、ある種の遊び心をもったメールもときに必要でしょう。もしご興味ありましたら、メールタイトルの付け方についてWEBや書籍などでさらに学習なさってください。極端なことを考えているひとたちのノウハウは、けっこう面白いですし、一部は確実に役立ちます。こういうノウハウを集めていけば一流の仕事人になれるはずです。

無料で最強の調達・購買教材を提供していますのでご覧ください

あわせて読みたい