調達関係者は夢を持たないほうが成功する

以前、アラビアのロレンス、こういいました。

「目閉じてみるしかたがない。しかし、やっかいなの、目
けたまま見るものだ」と。

この発言じめてきいたとき、かなり驚きました。なぜなら、アラビアの
ロレンスですよ。民族の独立に大きな寄与したロレンスです。もし彼が
「大きな見なさい!」と語りかけていたとしたらどうでしょう? きっ
と、そのまま納得するずです。「やっぱり、大きなこと成し遂げるに
見なきゃなあ」って。

しかし、発言真逆です。

「目閉じてみるしかたがない。しかし、やっかいなの、目
けたまま見るものだ」

どう考えればよいのでしょうか。い、まさに真意でいうと、「目閉じて
見るにたいして、目開けながら見る、多くのひと惑わせる」と。
目の前の仕事に必死に取り組めばいいのに、なんてもの持ってしまうと、
目の前に仕事に全力投球できなくなる、と。だから、なんてもの持た
ほうが良いんだ、と。

繰り返し、驚くの、大成功であり歴史的偉業なしとげたロレンスの言
葉だからです。私ロレンスのこの言葉に、賛成7割、反対3割の感情
だきます。

ロレンスの言葉について。おっしゃるとおり、なんてもの無いよりも有
ったほうが良いくらいで、重要なの現在の仕事必死にこなすかどうかで
す。その意味で、(なんてものが弊害になるかどうかわからないまで
も)「ここでないどこか」見るのでなく、すでにまわりにある問題
解決するほうが先でしょう。

そして私、「反対3割」とも書きました。正確に反対でありません。
、このロレンスの言葉思い出すたびに、妙な、反語的な意味想像し
てしまいます。つまり、「目閉じてみるしかたがないしかし、
やっかいなの、目開けたまま見るものだ」と聞いて、あきらめ
てしまうひと、そもそももたないほうが良いのでないか--。とい
う反語です。誰が何いっても、持ち続ける奴持ち続けるでしょうし、
偉人がこういっていたと知って放棄する、いずれ放棄していた
でしょう。

かつて民俗学の祖である柳田國男や宮沢常一、子供の個性抑えつけるべ
きだ、といいました。抑えつけられて無くなってしまうような個性、そも
そも役立たないというのですね。私もこれに賛同します。

すべての優れた個、実抑制された現実起点とするのでないでしょう
か。その意味で、みじめで抑圧された職場であっても、それむしろ歓迎す
べきことかもしれません。(坂口孝則)

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