CSR調達とは?~サプライヤーの取り組み状況掌握

CSR調達とは?~サプライヤーの取り組み状況掌握

サプライヤーの取り組み状況の掌握は、ポイントをサプライヤーに確認します。ポイントは、次の項目です。

・法令遵守
・環境保全への寄与
・顧客の信頼の獲得
・職場環境改善への取り組み

です。上記4点に加えて、「取引先との信頼関係の確立」も確認します。この確認はサプライヤーの取引先であるサプライヤーを対象にします。

CSRの実践とは、実践すべき内容が非常に抽象的です。ゆえになかなか内容をつかみづらいのが現実です。また本格的な実践に際しては、調達購買部門のメンバー全員がその必要性を理解し、専任担当者もしくは、担当セクションの主導の下、企業全体の取り組みの一翼を担います。調達購買部門におけるCSRの実践は、バイヤ一人ひとりの理解と行動に加え、具体的なモニタリングをサプライヤーに対して行わなければなりません。またもっとも大きなハードルは、バイヤ自身のCSRに関する正しい理解です。そもそも日本には、近江商人の「三方よし」といった社会への配慮といった考え方があります。CSRは、こういった日本に従来ある考え方に加えて内容を理解し正しく行動します。例で取り上げた「三方よし~売り手よし、買い手よし、世間よし」にしても、売り手、買い手は「よし」の内容が高度化しており、世間を新たに認識する。認識の具体的な手順としては、先に挙げたチェックシートや解説を参照して、具体的に行動しなければなりません。

 

今月おこなうセミナーです。おもしろいですよ。

http://www.future-procurement.com/miraiCSR/miraiCSR.htm

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