コストテーブル ケースストーリー1 「根拠はなんだ?」

  • 登場人物

結城:入社2年目のバイヤー

石井:購買係長、結城の上司

結城は入社2年目、今バイヤーとして伸び盛りだ。

会社の仕事にも慣れ、発注業務や納期管理、交渉して価格決定を行っていた。結城の仕事は以前、石井が担当しており、価格の感度はあった。

結城が価格交渉し、サプライヤーと決定した購入価格の承認をもらおうとすると石井が言った。

「結城、この価格決定の妥当性の根拠は?」

コストテーブルには、さまざまな役割が備わっています。中でも、バイヤーがサプライヤーからの見積もりをもらって、本能的に「高い」というのではなく、論拠をもって「高い」と明言する場合、何よりもまずコストテーブルを参照して、見積金額の妥当性確認に活用するのが一般的です。

バイヤーは、価格を決めなければなりません。なぜこの価格に決めたのか?について理路整然と話をするには、コストテーブルがとても有効なツールになるはずです。

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面白いですよ。ぜひご参加ください。

購入価格の妥当性を確認する古くて新しい手法「コストテーブル」を作って鍛えて活用するセミナー(講師:牧野直哉)

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