帰ってきた池田史子の参謀日記33
いま未来調達研究所でアシスタントというか、サポートというか、さまざまな仕事をしています。
坂口さんの付き添いで、たまにテレビ局に見学に行くことがあります。
ただの付き添いですが、実はとても疲れます。椅子があるのにも関わらず、スタッフや見学者は誰一人座らないので、収録中は、何時間も静かに、ずーっと立っていなくてはいけません。
そして驚いたのは、大物の番組司会者がスタジオ入りすると、周りの空気が変わるのです。普段からボーッとしている私でさえも気が付くくらい、一面に緊張感が走り、みんながビクビクしている感じがするのです。
収録されている番組は、OAではだいぶカットされていて、出演者も、スタッフも本当に大変だな、と毎回思います。
私も一度作成した膨大な資料を、坂口さんから全てやり直しさせられた時は、本当に泣きそうになりました。そんな時は、テレビ業界の人たちの大変さをいつも思い出しています。