7-(3)-3 調達・購買2.0へ

・寂しい時代が新たなバイヤーを生み出すとき

以前、「web2.0」という言葉が流行になりました。新聞や雑誌を見るような感覚でインターネットを使うことは、web1.0。それは、発信者が一方的にコンテンツを提供するものでした。web1.0に対して、発信者と受信者が双方向に連携し、コンテンツ同士が共鳴しあい社会的なネットワークを構築するものが次世代のweb2.0です。

では、次世代の調達・購買2.0とでも言うべきものは一体何なのか、と考えてみます。

もし、これを調達・購買に適用するならば、さしずめ調達・購買1.0とはバイヤーがバイヤーの一方的な想いを社内に投げていくものでしょう。一面的な見方しかせず、社内外に不平不満を垂れ流し、いつしか孤立してしまっていること。机を叩きながら交渉し、一方的な無理を押し付けていること。もうその時代は終わったとは繰り返し私が書いてきた通りです。

それに対して、調達・購買2.0は自社の他部門を見回して、コーディネート役を自ら買って出るでしょう。社内部門、ひいてはサプライヤーそれぞれの能力をフルに活かすことを試みるでしょう。そして、社内の最強のコミュニケーション媒体として最高の成果をあげていくでしょう。

そして、その先にある新しい潮流を社内外に気づかせることを忘れないでしょう。

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