学習する技術、仕事の技術(坂口孝則)
「思考停止ビジネス」は私にとって19冊目の本です。まだ私は自己啓発書の類を執筆するに至っておりませんが、私のアウトプット術を面白がってくれる人もいるかもしれない。そう考えて、今回「学習する技術、仕事の技術」という大げさなタイトルで書いてみます。といっても、これから技術論を論じるわけではありません。私のリストをお見せしたいのです。
かなり恥ずかしいのですが、今回は私がつねに手帳に貼っている「学習の技術」「仕事の技術」他を公開します。合計でちょうど100個のリストになっています。私が完全にできているわけではありません。ただ、意識しているものです。
では、どうぞ!
【学習の技術編】
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「教えてください」と言うことをためらわない・恥ずかしがらない
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英語よりも、まずは日本語を学ぶ
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一日中顔をつきあわせているパソコンのスキル習得を怠らない
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人気があるのに自分は嫌いな商品・人物について、その人気の理由を考えてみる
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自分が学んだ知識は、できるだけ多くの人に知らせることで、血肉とする
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速読については類書を10冊ほどまとめ読みし、自分にあったスタイルを身につけておく
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5ページ以上読む価値がある本は、すぐに買う
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本代をケチらない
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プロに質問することは有料である、と知る
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自分が理解できないことに、容易に頷かない
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Aという分野を100%極めるのではなく、AとBの分野を70%ずつ学んでみる
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会計知識獲得のために入門書1冊と応用編20冊をまとめ読みしておく
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自分と仕事が似ている他社の社員を、20名ほど知人にしておく
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何かを考えるときは、その真逆を考えるとうまくいく。「良い調達」を考える際には、「至上最低な調達とは何か?」に思いを巡らせれば、答えは出る
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年始には「仕事を通じて学ぶこと・やりたいこと」、年末には「今年学んだこと・できたこと」を一枚の紙にまとめて保管しておく
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自分より年下の人が言っていた「良いこと」は必ずメモしておく
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思いつきに理屈をつける訓練をしておく
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権力闘争に勝利した人のことをバカにしない
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仕事において、他社に説明する表現のうまい人のことを尊敬する
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比喩をたくさん使って会話をする
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若くして大きな仕事を任されている人に、そのコツを訊きに行く
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新聞は読まずに、眺めておく
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海外のサイトを定期的に眺めておく
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勉強したいテーマを常に10個は持っておく
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「自分のやっていることは、たいしたことがないのではないか」と謙虚さを持っておく
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量が質をつくると信じておく
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速く考える癖をつけておく
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「自分はバカだからわかりません」とは言わない。知らないなら学ぶ。それが「生きる」ということだから。
【仕事の技術編】
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仕事は、情熱よりも知識と技術で解決すると心しておく
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常に自分の仕事を、他人の評価にさらす
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メールは瞬時に「即答」「保留」「無視」に切り分ける
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交渉では、「絶対に譲れない部分」と「妥協してもいいところ」を予め決めておく
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会議は早く終わらせることが何より一番だ、と参加者間で共有しておく
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資料は、作りながら考えない。考えてから作る
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無駄な会議に参加してしまったときに備えて、「考えるリスト」を日頃持ち歩いておく
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何かの予定を入れたときは、すぐに手帳にメモをする
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締切には遅れない。どうしても遅れるときは、その2週間前に相手に知らせておく。他人の時間ほど尊重すべきものはない
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仕事に取り掛かる前に、アウトプットのイメージを、仕事の依頼者と完全に合致させておく
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仕事が速い人の行動を、実際に半日ほど眺めてみる
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コピーは裏紙を使わない。そもそもコピーをしないように努める
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仕事は一気に仕上げない。細切れにいくつもの仕事を同時並行させる
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パソコンのデスクトップはできるだけキレイにしておく
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交渉では、できるだけ話さない
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希望価格は、できるだけこちらから伝えない。相手に先に言わせる
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「送りますよ」と言ったものは、送る
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待ち合わせ場所には、相手より先に到着する
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机は完全に片付けてから帰宅する
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70%でもよいから、まずはすぐにアウトプットを出す訓練をする
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うまく話せないことは、「寡黙の美徳」ではなく、単なる「コミュニケーション能力の不足」であると自覚する
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自分に与えられた時間を守って話す
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「できない理由」ではなく「どうやったらできるか」を考える
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困難な状況に陥り絶望を感じたら、「ま、でも仕事で殺されることはないな」と思っておく
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電話で話すときは、まずトピックスがいくつあるのかを冒頭で伝える
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一つのメールで複数の話題を書かない
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「どうしたらよいのでしょう」と上司には訊かない。訊くのであれば、せめて考え抜いたリスト1000項目くらいを持参する
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抽象的な議論をしない。「誰が」「何を」「いつまでにする」をどこまでも愚直に決めていくのが会議
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論理的に考える癖をつける
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会社が提供する文房具を使わない。効率を上げるために、自分に最適なペン類を自費で購入しておく
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女性社員や派遣社員にロクでもない仕事を与えない
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その一日でやるべきことは必ずメモに書いておく
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仕事は、仕事をたくさん抱えている人に頼む
【将来開拓の技術編】
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楽勝でこなせる仕事はできるだけ引き受けない。絶対にこなせないと分かっている仕事も引き受けない
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社会のためになる仕事は、基本的に引き受ける
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何か新しいソフト・技術が登場したら、「新しいものにはついていけない」と言わず、まずは一回触ってみる
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失敗した理由ではなく、成功した理由を分析しておく
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自分の十分の一の給料で仕事を引き受ける潜在的外国人労働者の存在を自覚しておく
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仕事で成功したければ、その「成功」の自分だけの定義を決めておく。定義されないものは、存在しない
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見知らぬ人ばかりが参加するプロジェクトは、進んで引き受ける
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上司と環境を、「自分が活躍できていない」理由にしない
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人生の分岐点となりうる仕事の依頼には即答で可否を伝える
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自分が転職して成功するかは、どれだけ転職の声がかかっているかと比例すると知る
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2年間必死にやれば、ほとんどの会社ではトップクラスになれると信じておく
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出世は、70%の運と、30%の実力が関与している、と知っておく
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自分の市場価値を常に意識しておく
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自分の仕事を速くできそうなツールがあったら、まずは買ってみる
【生活の技術編】
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速く歩く
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速く食べる
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字はゆっくり書く
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電子手帳は使わない
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時計はアナログを使う
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満腹になるまで食べない
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週に一度以上はテレビをまったく見ない日をつくっておく
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文房具は良いものを使う
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リフレッシュする時間を定期的につくる
【人間関係編】
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性格的に問題があっても仕事がデキる同僚・上司を避けない
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3回議論してもダメな人とは、それ以上議論しない。自分が他人を変えることなどおこがましいと知る
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出世していない「技術バカ」の年長者を大切にする
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99%間違ったことをいう人でも、1%は良いことを言う。だから、人を完全否定はしない
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先輩は、「自分に仕事を教えてくれるために存在しているわけではない」ことを自覚しておく
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相手をやたらと呼び出さない
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相手からナメられているとわかったときのみ、本気で怒る
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相手の社内の立場を想像し、相手を尊重する
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「会いたい」と言って会った相手であれば、相手の会話がいくら長くても付き合う
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上司と同僚に違うことを言わない
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上司とは適度な緊張関係をもった雇用状態を維持しておく
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上司からの依頼には敏速に応える。他部門からの依頼には、より敏速に応える
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男性の嫉妬にはつきあわない
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「この分野だったら、この人に相談する」という知人を各一人つくっておく
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言わずに後悔するよりも、言って後悔する方を選ぶ
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ノウハウを訊いてくる年少者を大切にする
繰り返し、これをすべて私ができているわけではありません。ただ、意識していることです。このリストも、少しでもみなさまの刺激になれば!