池田史子の参謀日記その15

坂口さんの付き添いで、仕事関係の人に会う機会がたまにあります。坂口さんがトイレに立ったときなどに、よく私に質問されることがあります。

「FBや、ツイッタ―、メールマガジンは本当は本人が書いていないでしょ?」と聞かれるのです。そんな時間があるはずない!と皆さん思っているようです。

「本当に自分で書いています」と言っても何だか信じてくれません。でも、本当に本人が書いているんです。それ以上、特に言うこともなく、私は毎回たいして面白い返しも出来ず、会話も弾まずに困っています。

以前、書籍を出すときに、原稿をゴーストライターに任せようとしたことがあったようです。そのときライターさんの文章を修正していたら、すべて書き直すことになったといっていました。それにしても、そのライターさんは非常にショックを受けていたようで、かわいそうな気がします。

たとえば、何かについて調べるとします。そういうときに、この人は、20冊とか30冊の書籍を買って読んでいます。たった少しのことについて、そこまで読まなくても、と思うのですが、それを他人にも求めます。プロならばそれくらいするはずだ、と。しかしライターさんからすると、そこまでやると費用が見合わないのです。

書くことについて「ネタ切れにならないんですか?」と質問すると、「新たにネタ切れになることはない。ずっとネタ切れだから」と戻ってきます。なんでも、文章を書き始めたときから、ずっとネタ切れなので、「ネタ切れになった」と困ることはないようです。

正直、あまりこの理屈はよくわかりません。しかし、こういう会話にどう反応してよいかわからない私に同情してください。

※膨大な仕事をどうやって時間をやりくりしてるのか、疑問で仕方がありません。寝ないことしかないのでしょうか……。

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